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クレーンのオーバーロードとは?過積載の危険性と防止策

クレーン作業では、安全に荷物を吊り上げるために「定格荷重(最大許容重量)」が設定されています。しかし、作業の効率を優先するあまり、規定以上の荷物を吊り上げる「オーバーロード(過積載)」が発生することがあります。オーバーロードは、重大な事故につながる危険な行為です。本記事では、クレーンのオーバーロードの危険性と、それを防ぐための対策について解説します。

1. クレーンのオーバーロードとは?

オーバーロード(過積載)とは、クレーンの定格荷重を超える重量の荷物を吊り上げることを指します。クレーンには、それぞれ安全に持ち上げられる最大重量が決められており、これを超えると機械的な故障やバランスの崩壊を引き起こす可能性があります。

2. オーバーロードの危険性

2.1 クレーンの転倒・横転のリスク

クレーンは、荷重に対して適切なバランスを取るように設計されています。しかし、過積載すると重心が崩れ、クレーン本体が転倒・横転する危険性が高まります。特に地盤が弱い場所では、一瞬の負荷でバランスを失うことがあります。

2.2 ワイヤーロープやフックの破断

クレーンのワイヤーロープやフックは、一定の荷重に耐えられるように設計されています。しかし、オーバーロードによって過剰な力がかかると、ワイヤーが切れたり、フックが変形・破損する可能性があります。これにより、吊り荷が落下し、大事故につながることもあります。

2.3 機械部品の早期劣化・故障

クレーンのモーター、ギア、ブレーキなどの部品は、適正な荷重を前提に作られています。過積載を繰り返すと、これらの部品に過度な負荷がかかり、早期に摩耗・故障する原因となります。最悪の場合、作業中にクレーンが突然停止し、危険な状況を引き起こすこともあります。

2.4 法律違反と責任問題

日本の労働安全衛生法では、クレーンの安全基準が厳しく定められています。オーバーロードによる事故が発生した場合、作業責任者や会社に法的責任が問われることがあります。また、労働基準監督署からの指導や、最悪の場合、業務停止命令が出される可能性もあります。

3. オーバーロードを防ぐための対策

3.1 荷重制限の確認を徹底する

作業前に、クレーンの定格荷重を確認し、それを超える重量の荷物を吊らないようにすることが基本です。また、荷物の重さを正確に把握するため、計量器を使用するのも有効です。

3.2 適切なクレーンを選択する

作業内容に応じて、適切な能力を持つクレーンを選ぶことが重要です。余裕を持った荷重能力のクレーンを使用することで、過積載のリスクを減らせます。

3.3 荷重計(ロードモニター)の活用

近年のクレーンには、荷重をリアルタイムで測定し、過積載を防ぐ「ロードモニター」機能が搭載されているものがあります。これを活用することで、作業中に荷重を超過しないよう管理できます。

3.4 オペレーターと作業員の教育を徹底する

オーバーロードの危険性について、オペレーターや作業員にしっかり教育を行うことが大切です。「少しぐらい大丈夫だろう」という油断が、大きな事故を招くこともあります。定期的な安全講習を実施し、意識を高めることが重要です。

3.5 クレーンの定期点検を実施する

過積載が発生していなくても、クレーンのワイヤーロープやブレーキなどの消耗部品は劣化します。定期的な点検とメンテナンスを行うことで、安全な状態を維持し、機械的なトラブルを防ぎましょう。

4. まとめ

クレーンのオーバーロード(過積載)は、転倒や機械の破損などの重大事故を引き起こす危険な行為です。定格荷重を守り、適切なクレーンを選択することが、安全な作業につながります。また、オペレーターの教育や荷重計の活用、定期点検などの対策を徹底し、事故のリスクを最小限に抑えましょう。

クレーン作業では、「安全第一」が最も重要です。ルールを守り、無理のない作業を心がけることが、作業員の命を守ることにつながります。

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